民主…政権の安定運営を、野党…景気対策を急ぐべき
update 2010/9/15 12:58
民主党代表選挙で菅直人氏が再選されたことに対する、道南の政界関係者の反応はさまざま。民主党サイドは政権の安定運営を求めた一方、野党側は経済の疲弊が続く現状から「一刻も早く景気対策を急ぐべき」と厳しく注文を付けた。
菅政権で首相補佐官を務め、菅氏を支持していた民主党道8区選出の逢坂誠二衆院議員は「地元の得票も菅さんのダブルスコアだったと聞いており、全国的な民意の結果と受け止めている。これからが具体的な政策を実行していく菅内閣の本番。与党、場合によっては内閣の一員としてしっかり前進していきたい」と話した。道8区総支部の道畑克雄幹事長は「地方組織としては、昨年政権交代した際に掲げた生活第一の政治となるよう、安定した政権運営を望みたい」と述べた。
一方、野党側は代表選の経過や経済対策の遅れを指摘。自民党函館支部の浜野幸子幹事長は「半月も選挙に費やした間に、円高の進行など経済対策が後手に回った」と批判。「期待はしていないが、国民のために公約を守ってほしい」と冷めた表情で話す。公明党函館総支部の茂木修支部長も菅氏に対し、「山口(那津男)代表が参院選でレッドカードを突きつけた人。関係を持つことはないが、1日でも早く経済対策をすべき」と求める。
共産党函館地区委員会の高橋佳大委員長は「民主党政権もこれまでの自民党政権と変わらない。大企業や米国に向いている目を転換することがない限り、期待はできない」とし、「政権は早晩息詰まるのでは」と厳しい視線を向けている。
提供 - 函館新聞社
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