10日開通の落部IC 報道陣に公開
update 2009/10/8 14:37
【八雲】道縦貫自動車道(道央道)の八雲インターチェンジ(IC、八雲町立岩)―落部IC(同町東野)間(16・0キロ)が10日に開通するのを前に、同区間が7日、報道関係者に公開された。噴火湾(内浦湾)に面した小高い酪農地帯を走り、高速道路が函館まで一歩近づく。
八雲IC―落部IC間の総工費は324億円で、1キロ当たりのコストは約20億円。自然豊かな酪農地帯に沿うため、随所に動物対策や環境への配慮が施されている。
この日は道南や札幌の報道関係者約10人が参加。八雲ICから落部ICに向かってマイクロバスで移動し、途中で下車しながら、同支社函館工事事務所の担当者から道路関連の設備や、噴火湾パノラマパークに隣接する八雲パーキングエリアなどについて説明を受けた。
周辺の環境対策では川を遡上(そじょう)するサケを狙うワシと車の接触防止のため、遊楽部川橋の両脇に高さ4メートルのポールを設置。道路沿いに多い酪農家に配慮して道路の両側にある盛土で車の騒音やライト、振動を軽減する。アスファルトの一部には地域の産業廃棄物となるホタテの貝殻の粉末も利用した。
同支社の鈴木隆広報課長は「今回の開通で道央圏と道南圏の移動時間が短縮し、利便性や災害時の緊急輸送路としての機能も高まった。今後は2012年度の大沼ICまでの開通に向けて努力したい」と話していた。10日は開通式などを行い、午後3時から一般車両の通行を開始する。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。