エコカー補助金打ち切り、道南ディーラー悲喜こもごも
update 2010/9/10 11:20
自動車の国内販売低迷の打開策として政府が行ってきたエコカー補助金制度が、7日分で打ち切りになったことを受け、道南地域の各ディーラーは悲喜こもごもの様相をみせている。同制度は9月末まで行われる予定だったが、8月に入ってから駆け込み需要が加速し大幅な前倒しとなった。今後は補助金を当てにして新車購入を考えていた消費者の買い控えなども心配される。
早期打ち切りを見越して、9月5日までの成約分については、車種によって10万円もしくは5万円の保証キャンペーンを展開していた北海道スバル神山(函館市中道2)では「キャンペーンを通じて補助金の期限が迫っていることを知った顧客も多く、期間中の成約数も大幅に増えた」と喜ぶ一方「今後は打ち切りの反動で販売数が落ち込むのが心配。継続中のエコカー減税などを活用してもらえれば」と話す。
特別な保証措置などを取っていなかったトヨタカローラ函館(函館市昭和4)では「打ち切りの可能性があることは顧客に十分に説明していたので、現在のところ苦情などは受けていない」と話す。補助金制度については「販売アップにつながったのは確かだが、終了時期が不確定なことで戸惑いも多かった。今後は特別仕様車など魅力ある商品をそろえて販売数の維持に努めていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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