イカ不漁でも”どん米” 菓子袋をイカの形に
update 2010/9/5 13:01
猛暑でマイカ漁の不調が続く中、七飯町の農家が漁業関係者を応援している。コメやトウモロコシをイカの形に摸した袋で包んで販売。「どん米(まい) Don’t mind」と激励の思いを商品に名付け、「一次産業者同士助け合いが大事。イカの話題を前向きに取り上げて、少しでも漁師を励ますことができれば」と農業関係者は意気込む。
この夏は記録的な暑さで海水温も上昇し、イカの来遊数の減少や水揚げ前後の品質低下という問題が起きている。この様子をニュースで知った七飯町の農家、池田誠悦さん(50)らが、畑から“イカ応援団”を結成。七飯産のコメ「ふっくりんこ」を使ったドン菓子の袋をイカの形に改良し、4日に五稜郭公園で行われた「新幹線フェア」テント村で販売、ひと際注目を集めた。
焼きトウモロコシもイカの形にして販売。皮をイカのゲソに見立てて「いかぽっぽのように香ばしいおいしさ。函館はやっぱりイカで、われわれも応援している」と威勢のいい掛け声で観光客らにPRした。
袋を発案した七飯町の真鍋正幸さん(61)は「イカとコメやトウモロコシなどの味自慢紹介にばっちりだ」とにっこり。池田さんは「道南の元気は、一次産業にかかっている。だからこそ、海と山で仕事をする者同士が助け合わなければならない。この応援の動きを広めることができればうれしい」と期待を寄せる。
「どん米」は池田農園(七飯町中島168)と近くの直売所(同町鳴川4)で販売するほか、各種イベントで売り込んでいく。
提供 - 函館新聞社
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