大衆文化振興に寄与、ギリヤークさんに感謝状
update 2010/8/31 10:18
函館市は30日、函館出身の大道芸人ギリヤーク尼ケ崎さん(80)に、長年にわたる市内の公演において地域の大衆文化の振興と発展に寄与したとして感謝状を贈呈した。
この日はギリヤークさんが市役所を訪れ、西尾正範市長が感謝状と記念品を手渡した。ギリヤークさんは「賞などを受けるほど自分の芸は立派でないと思っていたので、これからの励みになる。まだ8年間頑張り、88歳(米寿)の節目に迎える青空公演50周年を成功させたい」と決意を話していた。
ギリヤークさんは西尾市長に自身の青空公演40年を記念し作成したDVDをプレゼント。「高齢にも関わらず元気ですね」と言葉を掛けられると、毎日行っているという柔軟体操を披露し「舞踊生活に引退はない。ひざは悪いが腰はしっかりしているので大丈夫」と答えた。
約25年続いている7月の道内公演に続き、8月29日に開かれた「ざいだんフェスティバル」でも市民に鎮魂の舞を披露したギリヤークさん。「亡くなった人の気持ちになり、祈りを表現することは難しい。以前、アメリカで踊っているときに警備上でトラブルがあり、現地の人から『どんなに頑張ってもあなたは賞を受けることはない』と言われていたので、今日は本当にうれしい」と笑顔だった。
提供 - 函館新聞社
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