「はこりん♪」好調 8月には稼働率8割達成
update 2010/8/28 11:27
函館観光の新たな移動手段として、函館市内で6月から始まった電動アシスト自転車のレンタル事業「はこりん♪」が好調だ。開始から2カ月間で延べ262件の利用があり、観光シーズンが本格化した8月には稼働率が80%に達した。今後は電動自転車を使った市内の周遊プランの策定も検討している。
函館市や函館商工会議所などでつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構が取り組む観光振興策の一環。6月11日から、同機構がリースした電動自転車をロワジールホテル函館(若松町14)と、地域交流まちづくりセンター(末広町4)に4台ずつ配備している。
2カ月間の稼働率は53・7%で、一日平均4・29台が貸し出されている。同機構は「予想以上の滑り出しで、坂道の多い函館の新たな足として受け入れられた。駐車場やバス・市電のダイヤを気にせず、自由度の高いところが小グループの個人旅行の形態にマッチしたのでは」と分析する。
利用1回当たりの平均走行距離は、函館市電の函館駅前―湯の川停留所間の往復に相当する13・7キロに上った。客層は若いカップルや中高年などさまざまで、中には「出張で訪れたビジネスマンが美原地区への移動に使ったケースもあった」(同ホテル)という。
市内は西部地区、五稜郭地区などに主要な観光名所が分散していることから、「電動自転車が点と点を線でつなぐ効果に期待している」と同機構。今後は利用者を対象にアンケートを行い、「電動自転車を活用した函館の周遊観光ルートづくりも進めたい」としている。
今年の貸し出しは11月7日まで。料金は4時間まで800円、一日で1200円。貸出時間は午前9時半―午後6時。
提供 - 函館新聞社
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