未来の五稜郭描く…駅舎に港中美術部の絵画設置
update 2009/10/6 12:51
JR五稜郭駅の存在感を高めようと、JR北海道函館支社は5日、函館港中学校美術部が「未来の五稜郭駅」をテーマに制作した絵画を同駅旅客通路面の壁に設置し、除幕式を行った。
絵画は高さ1メートル86センチ、幅6メートル51センチの大作で、同部員12人が約50日間かけて制作。新幹線と特別史跡五稜郭や五稜郭タワーを組み合わせ、五稜郭の未来像を描いた。背景に銀河系、虹、雪などをあしらった明るい配色の躍動感あふれる作品で、乗降客や通過車両の乗客を出迎える。
駅舎内の環境整備を進める中で、同社員が「乗客の心に残る駅舎」を模索。函館開港150周年記念と、来年の東北新幹線「新青森駅」開業、迫る北海道新幹線開通、箱館奉行所完成を見据え、未来ある五稜郭の風景を、ホームや車窓から乗客に見てもらおうと企画した。地域を巻き込んだ取り組みにするため、同部に制作を依頼した。
除幕式では高梨潤駅長が「明るくてお客さまが見て心に残る絵を描いてもらいありがとう」と感謝。部員を代表し、今村奈央さん(2年)が「夢や希望が満ちあふれる駅になるよう描いた。素晴らしい駅になれば」とあいさつし、佐々木梨菜さん(同)らがロープを引いて除幕。背景を担当した安田つぐみさん(同)は「いろんな人に見てもらえるので作ってよかった」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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