書家3人 一筆入魂 公開揮毫アトラクション

update 2010/8/23 10:37

 函館市梁川町10のテーオーデパート6階で22日、公開揮毫(きごう)アトラクションが行われた。24日まで開催中の「函玄社書道展」に出品している地元の書家3人が大きな紙と向き合い一筆入魂。豪快かつ繊細に筆を走らせた。

 アトラクションは書道展の会期中に毎回行っている。揮毫者は佐藤石蘭さん、竹田想穹さん、澤田蒼岳さん。会場は立ち見が出るほどで、高校生や市民ら130人が来場した。

 佐藤さんは縦横それぞれ6尺(180センチ×180センチ)の紙に近代詩文をしたためた。「これほど大きい紙に挑戦するのは初めて」と話した竹田さんは、全紙5枚分に大きなものが音を立てて動くさまを「鳴動」と書き表した。真剣な表情で見守っていた観客は、佐藤さんと竹田さんの全身を使った迫力の動作に大きな拍手を送っていた。

 淡墨で2作に挑戦した澤田さんは、見上げた雲が人間や動物などに形を変える様子を「孤雲遊」と表現。その柔らかな筆の動きと置き方で観客を魅了した。

提供 - 函館新聞社




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