湯の川温泉いさり火まつり、晩夏の夜空に大輪

update 2010/8/22 13:26

 函館の夏祭りの最後を飾る「第45回はこだて湯の川温泉いさり火まつり」(実行委主催)が21日、同温泉街で開催された。晩夏を彩る3000発の大輪が夜空に咲き、大勢の観客が行く夏を楽しんでいた。あわせて、源泉をみこしで運び湯倉神社(湯川町2)に奉納する「いさり火献湯行列」、灯篭(とうろう)流しも行われた。

 花火大会は昨年、悪天候で順延となったが、今年は無事に開催。河内孝善実行委員長が「無事に開催できて感慨深い。今夜は夜空を眺めて幸せな気分になっていただきたい」とあいさつした。カウントダウンとともに、大き音をたてて花火が夜空に打ち上げられると観客は「おお!」「きれい」と歓声を上げながら夢中で空を見上げていた。

 家族4人で訪れた市内の宮川りささん(34)は「子どもにきれいな花火を見せたくて訪れました」と話し、その美しさに魅了されていた。

 花火に先立ち日中は献湯行列を実施。ホテル入川(湯川町3)で行われた温泉採湯式では、神事を執り行った後、みこしの中のタンクに源泉を注ぎ入れた。みこしの担ぎ手約50人は、同ホテルから湯倉神社までの約3キロの道のりを、途中で休憩を挟みながら約1時間半かけ、「えいやー」と威勢のよい掛け声とともに練り歩いた。

 沿道には観光客や市民が見物し、勇壮なみこしをカメラにおさめ、お祭り気分を満喫していた。実行委は「温泉旅館の命である温泉が脈々と受け継がれ、絶えることのにようにしたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社




前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです