「はこだて国際科学祭」開幕
update 2010/8/22 13:26
多彩なイベントや実験などを通して科学の魅力を伝える「はこだて国際科学祭」(サイエンスサポート函館主催)が21日、函館市内3地区8会場で開幕した。初日は地元の高校生らが研究発表を行う「サイエンストーク」などが開かれ、多くの市民らが楽しみながら科学の魅力に触れていた。29日まで。
同祭は函館市と函館圏の高等教育機関、市民団体などが連携し、昨年初めて実施。2回目となる今回は「食の未来を函館から考える」をテーマに、食べ物という身近な題材をさまざまな視点から切り開いていく。
函館市中央図書館で開かれた「サイエンストーク」には函館圏の4高校に加え、高校生科学研究国際大会の参加者らが出演。このうち函館水産高校は「食品加工残さを活用した魚醤油の製造とその利用法」を発表。高校生の柔軟な発想力が注目を集めていた。
五稜郭タワーアトリウムでは、サイエンスライブ2010「ビールを科学し、JAZZを味わう」を開催。サッポロビールでビールの味を数値化する「コク・キレセンサー」や「喉ごしセンサー」の研究を行っている金田弘挙さんを迎え、ビールのおいしさを科学的に分析した。参加者を対象としたビールの味覚テストでは、真剣な表情で香りや味わいをチェックしていた。後半は、ジャズシンガーのMIZUHOさんのステージが繰り広げられ、観客はビールを試飲しながら美しい歌声を楽しんでいた。
訪れた市内梁川町の矢部博文さん(50)は「ビールの味の違いを見分けるのは難しかった。身近な飲み物を科学する試みはとても興味深い」と話していた。
このほか、市地域交流まちづくりセンターでは29日まで「おいしく、食べる」の科学展が行われているほか、22日には科学夜話(サイエンス・カフェ)など多彩なイベントが開かれている。同祭の詳しい内容はホームページ(http://
提供 - 函館新聞社
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