残暑厳しいですが…秋物商戦スタート
update 2010/8/21 11:20
函館市内は今月に入り蒸し暑い日が続くが、市内のデパートや家電量販店などは秋冬商戦がスタートした。一方で需要が続く夏物商品への対応にも追われ、天気をにらみながら残暑での商機もうかがっている。
棒二森屋(若松町)はお盆を過ぎたあたりから衣料品の各売り場でカーディガンやジャケットなど秋物の衣類を全面的に陳列。「秋の婦人服逸品会」と称して特選セールをスタート。服飾雑貨類の売り場でもバッグやシューズなど秋物が並び、先手を打つ構え。婦人服の担当者は「まずは常連客をターゲットに新しい商品を売り込んでいきたい」と話す。
テ―オーデパート(梁川町)も例年通り25日をめどに衣料品の衣替えをする。本格的に需要が出てくるのは9月中旬とみているが、暖房機器の販売も含めて、先行販売する。担当者は「どんなに暑くても例年通り秋物の早期販売をしていく。商戦が本格化する前にお得意様などに秋物の衣類を売り込んでいきたい」としている。ただ、暑さはまだ続くとみられ、「春物の在庫を安く売ったり、夏・秋にも対応できるようインナーの付いた服も並べていきたい」と語る。
丸井今井函館店(本町)も23日ごろから秋物衣料品を売り出していく考えだが、暑さが続くとみて夏物にも当面、対応していく。同店は「夏物は好調だったが、その分、秋物への影響が気に掛かる」としている。
この暑さでエアコンや扇風機の売れ行きが好調だった家電量販店でも、数は少ないが暖房機器が店頭に並び始めた。コジマNEW函館(亀田町)はエアコンなど冷房機器の入荷が追いつかず、ほとんどが2週間以上待つ状況。このため同店の幹部は「暖房機器の陳列はPRの段階」と話す。寒くなった時点で暖房機器が本格的に売れ出すため、「需要が高まる時期を見定め、製品をそろえていきたい」。
ケーズデンキ函館本店(美原)も同様の対応をしていて、「ストーブの修理、買い替えのニーズを掘り起こしていきたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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