JICAで赴任の3人が帰国報告
update 2010/8/18 09:32
2008年度のJICAボランティア第1次隊員として、アフリカなどに赴任していた函館市出身の3人が17日、市役所を訪れ多賀谷智教育長に帰国報告をした。3人は現地で撮影した写真を見せながら、赴任と通じて学んだことや今後の抱負を語った。
訪問したのはネパールで環境意識啓発活動に従事した東山の吉岡幹人さん(26)、ボツワナのNGOでエイズ教育を行った島泊町の山田可奈子さん(30)、タンザニアで子どもたちに物理を教えた堀川町の池田友亮さん(24)。2年間の任期を経て、このほど帰国した。
懇談で吉岡さんは現地での生活を振り返り「ホームステイをして暮らしていたが、病気になった時に本当にホストファミリーが親身になって看病してくれた。人のあたたかさを感じた」と話した。山田さんは「エイズの感染率が高い国で、性に対しておおらかな所。日本との価値観の違いを強く感じた」と語った。池田さんは「現地の子どもたちは電気がない中でも、ロウソクの光で勉強を頑張っていた。日本の子どもたちに今の環境は当たり前ではないということを伝えたい」とした。
3人は今後それぞれ、就職活動をしたり、引き続き国際貢献活動を続けるという。多賀谷教育長は「学んできた貴重なことを多くの人に伝えてほしい」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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