国保税率引き上げへ基本方針提示 北斗市で住民説明会
update 2010/8/17 16:31
【北斗】2011年度からの国保税率引き上げを検討している市は16日、市公民館(市本郷)で国保財政健全化に関する市民説明会を開いた。市は、単年度の赤字を出さず、1人当たりの税額が渡島管内の平均額を下回らない範囲での税率改正とする基本方針を提示。佐藤克彦民生部長は「国保特別会計は非常に厳しい状況。上げ幅は最低限度となるよう検討した」と述べ、理解を求めた。
市の国保特別会計の赤字額は09年度単年で約1億5000万円、過去5年間の累積額は約8億3570万円となっている。11、12年度2年度平均で1億9246万円が不足すると見込み、税率の算定を進めている。
説明会では、税額算定時の所得割、資産割などの基準割合を見直し、給与収入世帯、年金収入世帯別など、16のモデルケースを示した。例えば、40代の夫婦2人、被扶養の子2人の4人家族、年収300万円の世帯では、1人当たりの負担額は、年額で現行7万5600円から2万2200円の増額となる。この世帯の固定資産税額が5万円の場合は、同1万7200円の増額となる。
市は、茂辺地住民センター(17日)、七重浜住民センター(19日)、総合文化センター(20日)でも同様の説明会を開く。時間はいずれも午後6時半から。
提供 - 函館新聞社
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