戦争の悲劇 風化させぬ

update 2010/8/16 10:17

 函館市青柳町の函館護国神社(真崎不二彦宮司)で15日、函館市連合遺族会(木村勝英会長)が主催する「戦没者追悼平和祈願祭」が開かれた。同会会員など約40人が参列し、戦没者の霊を慰め、戦争の歴史を後世に伝える決意を新たにした。

 午前11時45分から始まり、真崎宮司の祝詞奉上の後に正午となり、全員で黙とうをした。続いて木村会長(73)が祭詞奉上として「国家、家族の安泰を願って戦い、命を落とされた皆さまに痛惜の思いです。戦後、国民の英知により平和国家となり、自由などの恩恵を受けているが、ひとえに皆さまが作った礎のおかげ。戦争を知らない世代が大多数を占める現代、慰霊を継承し、戦争の悲惨さを伝え、平和文化を守り続けます」と述べた。

 終了後、参列者は「来年また元気で合いましょう」などと話し、同神社を後にした。木村会長は「戦争を知っている人は少なくなり、子供たちに戦争を知ってもらうのは年々難しくなっている。語り継ぐ世代交代を上手にしなければならない」と話していた。

提供 - 函館新聞社




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