10月の産業教育フェアに出場、片柳さんが全国水産高の代表に
update 2010/8/15 15:14
函館水産高校(村松裕史校長、生徒483人)の片柳ひかるさん(水産食品科3年)が、10月に茨城県で開かれる全国産業教育フェアに、全国の水産高校を代表し出場することが決まった。道内の水産高校では初めてという快挙。「挑戦することの大切さと、それにより得られたもの」と題する発表で、自身が同校で経験した挑戦やボランティア体験などを盛り込んだ。片柳さんは「プレッシャーはあるが、聴衆に伝わるように精いっぱい頑張ります」と話している。
片柳さんは、道内の水産高校の推薦を受けて、4日に仙台市で行われた「全国高校水産・海洋系産業教育体験発表メディア審査会」に、映像で出場。道内からは初めて最優秀賞に輝いた。
発表内容は、道教育委員会が主体となり行った「北のくにづくり事業」(2006―08年度)や、福島県の高齢者福祉施設での奉仕活動、東海大の海洋調査船に乗船したことなどをまとめた。挑戦する気持ちがどのように沸き上がったかや、行動することの重要性などを痛感したことなどを挙げ、「これらの貴重な体験は自分が今後成長していく上でどれもプラスになる、一生の忘れられない思い出」としめくくった。
「文章にまとめたり、撮影に苦労した」という片柳さん。受賞の知らせを聞いた時は「まさかと思った」ほど驚いたという。今後は体験の様子をまとめた映像資料を作るなどし、大会に備えるという。出場を勧めた学級担任の宮崎和貴教諭は「積極的に体験したことを伝わりやすくまとめたことが評価されたのではないか」と話している。
全国産業教育フェア「さんフェア茨城2010」は10月16日に、茨城県つくば市で開催。全国の農業や工業、商業など9学科の代表者各1人と茨城代表の、合わせて12件が発表される。
提供 - 函館新聞社
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