来月26日に養蜂家ら招きイベント

update 2010/8/15 15:13

 【乙部】全国の青年養蜂家が参加するイベント「蜂蜜(はちみつ)の里の森づくり」が9月26日、乙部町栄浜にある「北の魚つきの森」で開かれることが決まった。天然のはちみつ生産や豊富な水産資源をはぐくむ森づくりの大切さを、養蜂家、漁業者、林業家、地域住民が一体になって考える。

 イベントは、乙部町、乙部町魚つきの森づくり協議会(中川眞一郎会長)と道養蜂協会青年部(札幌)の共催。魚つきの森を会場に、記念植樹とともに、はちみつ生産に欠かせない、豊かな森づくりへの理解を深める。イベントには全国ではちみつの生産に携わる若手の養蜂家が参加を予定しているという。

 全国の養蜂家は、季節ごとの花を求め、ミツバチとともに1年をかけて全国を旅する。ミツバチの活動は、天然の植物や農作物の受粉を助けるなど、大切な働きがあるが、近年はみつ源≠ニなる森林の減少や、自然環境の変化に伴うミツバチの減少や大量死が全国各地で問題化。国産はちみつの危機が叫ばれている。

 豊かな森林に囲まれた同町は、初夏にかけて天然のはちみつを採取する大切な拠点になっている。同協議会は昨秋から、養蜂家が町内で採取した最高品質のはちみつを乙部ブランドのオリジナル商品として販売。濃厚な甘みがある町内産はちみつの人気が高まりを見せている。

 こうした中でのイベント開催に、同町は「豊かな森林は海洋環境をはぐくむだけでなく、水資源の保全や再生可能な資源である木材供給にも欠かせない存在。森の恵みであるはちみつが採取できる森林が全国で失われる中、豊かな森を守り育てることを再認識する契機になれば」としている。雨天時は栄浜ふれあいセンターで開催する。

 参加申し込みは9月20日まで。問い合わせ・申し込みは乙部町農林課林務係TEL0139-62-2311へ。

提供 - 函館新聞社




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