日吉が丘小学校金管バンド部が初の全道大会へ
update 2010/8/13 14:29
7月下旬に開かれた「第55回道吹奏楽コンクール函館地区大会」(函館地区吹奏楽連盟など主催)で、函館日吉が丘小学校金管バンド部(黒島歩部長、部員48人)が金賞を受賞し、創部約30年で初となる全道大会出場権を獲得した。地区大会会場で快挙を耳にし、感激で涙が流れたという黒島部長(11)は「みんなで心を一つにした成果が出た。本当にうれしい」と声を弾ませる。
同大会は小中高、大学、一般の5部門に分かれ、さらに人数の多い順からA、B、Cの編成別で演奏技術などを競う。演奏レベル順に金、銀、銅の各賞が贈られ、金賞受賞団体の中でより技術の高い団体が全道大会に進出できる。同地区の小学校の部には13団体が参加し、金賞受賞団体は8団体。このうち日吉が丘、北斗上磯、同久根別が全道大会出場権を獲得した。
金管バンド部の顧問を務める古川典之教諭(37)は、これまで上磯小、木古内小など道内屈指の実力校で吹奏楽指導法の基礎を学び、日吉が丘小には昨年度赴任。部員をまとめ、指揮も振る初の顧問就任に「責任重大で苦労の日々が続いた」という。しかし、部活の保護者会や鳥羽栄治教頭、部員半数の楽器を貸す市内の小学校の存在が大きかったといい、「前任の顧問が大切にしていた礼儀や作法の指導も徹底したが、何よりも周囲の好意が快挙に導いたと思う。本番は全道代表校に選ばれたい」と意欲に燃える。
来月2日から始まる全道大会小学校の部には道内各地から24団体が出場。黒島部長は「あこがれの全道の舞台で合奏できるなんて夢のよう。聴いている人たちが感動するような演奏を披露したい」と張り切る。
同校の三島千春校長は「きっとやってくれると信じていた。信頼関係が素晴らしいうちの金管バンド部には、もっと高いところを目指してほしい」とエールを送る。
提供 - 函館新聞社
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