高い技術披露4人が全国へ
update 2010/8/10 12:50
7月11日に札幌で開かれた「全国理容美容学生技術大会道地区大会」(日本理容美容教育センター主催)で、函館理容美容専門学校(中島眞之校長、学生85人)の学生4人が入賞し、11月に沖縄で開かれる全国大会に出場する。このうち、2年生の伊藤佑希さん(19)は高い技術が要求される美容部門・カット種目で見事1位に輝いた。4人は「全国でも実力を発揮したい」と目を輝かせている。
同技術大会は学生の技術向上や理容師・美容師の育成などを目的に昨年初開催。理容と美容の2部門にそれぞれ4種目あり、同校から19人が出場。全国大会出場を果たしたのは、理容部門・チャレンジアートヘア種目の三上潤平さん(20)、美容部門・カット種目の伊藤さん、同部門・アップスタイル種目の柳瀬寿さん(19)、東まどかさん(27)。伊藤さん以外の順位はそれぞれ1位、3位、4位だった。
カット種目は前髪6センチ、トップ10センチなどと審査基準が規定されており、国家試験の課題でもあるという。腱鞘炎(けんしょうえん)になりかけたほど厳しい練習をこなしてきたという伊藤さんは「絶対優勝してやると思って臨んだ。全国でも1番を目指す」と意気込む。
三上さんは独創性を競うチャレンジアートヘア種目でウエーブをかけた白黒のグラデーションを表現。「結果には驚いたが自分が考えたヘアスタイルが一番に評価されてうれしい」。「夢」というテーマで妖精や花をイメージした柳瀬さんは、髪を編み込ませてピンク色の花びらの雰囲気を出すのに集中し、「納得のいく作品に仕上げるまで3カ月はかかった。あこがれの舞台だった全国でも頑張りたい」とし、東さんも「仲間の分まで全力を出す」と笑顔を見せる。
指導する美容専任の細田美香さんは「学生が持つ底力を引き出すのは大変だったが、好結果を残してくれてうれしい。全国でも表彰台は狙えると思う」と期待している。
提供 - 函館新聞社
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