満員の観客 全員で合唱 函館野外劇最終公演
update 2010/8/8 12:31
函館野外劇の第23回公演「星の城、明日に輝け」(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)の最終公演が7日夜、国の特別史跡・五稜郭跡の特設ステージで開かれた。客席は約1460人で満員となり、函館の歴史絵巻を楽しんだ。
今年は7月9日開幕。観客は華麗なフラッグダンスや大迫力の箱館戦争のシーンに見入った。箱館奉行所開館を祝い、五稜郭築城の場面では「号外、号外、箱館奉行所が完成したよ」とのナレーションが入った。
フィナーレは出演者全員が舞台へ登場し、テーマ曲「星のまちHAKODATE」を観客とともにペンライトを振りながら合唱。終演後、同会の寺坂伊佐夫副理事長は「11日間で延べ6000人のボランティアがこの野外劇を支え、無事最終日を迎えられた。箱館奉行所のオープンで五稜郭の存在意義はますます重みを増した。この劇が25、30回と続くよう、今後もご支援をお願いします。また来年、この城の城でお会いしましょう」とあいさつした。
期間中の入場者数は約9000人となり、1万人を割り込んだのは2年連続となった。
来場した函館市亀田本町の岩田照美さん(66)は「ほとんど毎年観劇するが、最終日は初めてで、いつもより感動した。市民で支える野外劇はこれからも続けてほしい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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