はこだて国際民俗芸術祭開幕
update 2010/8/6 10:15
10カ国の民俗舞踊団やアーティストが音楽やダンスを披露する「第3回はこだて国際民俗芸術祭」(組織委主催)が5日、函館市内で開幕した。初日は、市民が民俗舞踊を体験するワークショップが末広町4の市地域交流まちづくりセンターで行われた。関係者によるレセプションも元町18のカフェペルラで行われ、参加者は6日から始まるフリーステージの成功を祈った。同芸術祭は11日まで。
歓迎レセプションには、イタリア、ウクライナ、スペイン、ペルー、ギニア、アメリカなど各国のアーティストと芸術祭スタッフの合わせて約200人が参加した。代表理事のイアン・フランクさんが各国のアーティストを紹介すると、大きな歓声と拍手が会場を包んだ。
西尾正範函館市長も駆け付け、「今日は大いに楽しんで明日からの力にして」とあいさつ。会場ではもちつきも披露され、参加者は写真を撮るなど興味深げに見つめていた。ペルーの「フォルクローレグループ」のロシオ・バスコネスさんは「ペルー本国から13時間かけて来たメンバーもいる。初めての参加だが楽しみたい」と笑顔を見せていた。
ワークショップ初回のこの日は、チュバシ共和国の「州立アンサンブル」とスペイン・バスクの「アルカルタスナ」のメンバーが登場した。チュバシ共和国の回には市民ら約40人が参加。民俗衣装に身を包んだメンバーが同国の踊りや歌を披露し、参加者も一緒に踊りを楽しんだ。
軽快な音楽に乗り、ステップをする参加者もおり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。富岡町の三野和江さん(68)は「歌も踊りも素晴らしくて楽しめた」と話していた。
ワークショップは6、7の両日も行われる。いずれも午前と午後の2回。6日は同まちづくりセンターでぺルーの「フォルクローレグループ」、沖縄の歌手(島唄)稲垣孝憲さんが登場し、元町公園のフリーステージには、バスクの「アルカルタスナ」、イタリアの「ヴァル・レシア」などが登場する。
提供 - 函館新聞社
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