小学生らが「イカ墨染め」体験
update 2010/8/5 10:31
イカ墨インクを使って、オリジナルのTシャツやハンカチ作りに挑戦する講座「イカ墨で遊ぼう」(NPO法人どうなん「学び」サポートセンター主催)が4日、函館柏野小で開かれた。同校の児童ら15人が参加。函館市神山在住の版画家、平方亮三さんの手ほどきを受けながら、個性あふれる作品作りに挑戦した。
地域特有の資源を活用し、市民に広い知識を身につけてもらおうと、イカ墨を使って作品作りに取り組んでいる平方さんに協力を依頼した。
イカ墨染めの手順は、個々がデザインしたイメージを、透明な板からカッターナイフで切り抜き、それを布の上に置いて、上からイカ墨インクを押し付ける手法。普段、ナイフを使用する機会の少ない子どもたちは、最初はおっかなびっくりの様子。しかし、慣れてくると細かい作業もスムーズに進められるようになり、機関車や動物などの身近な物から、円や星型などを組み合わせた幾何学的な模様まで、多彩なデザインを自由に生み出していった。
斉藤零生さん(柏野小4年)は「おばあちゃんの家のネコをデザインしてみた。思ったより難しくなくて、とても楽しかった」と笑顔を見せていた。平方さんは「子どもたちが器用なことに驚いた。これをきっかけに道具を使った作品作りに興味を持ってくれれば」と期待していた。
提供 - 函館新聞社
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