コンブ漁 合図は“ブブゼラ”…函館・南茅部漁港
update 2010/8/4 12:35
ププーー。函館市南茅部地域の天然コンブ漁でラッパの音色が響いている。コンブ採取の開始と終わりの合図だ。サッカー南アフリカワールド杯(W杯)で大会を盛り上げた民族楽器ブブゼラのような音色で、「安全操業と大漁を祈る幸せのラッパ。ブブゼラ人気にあやかって、最高級のコンブのPRに努めたい」と関係者は張り切る。
南かやべ漁協の大船支所を除く支所でラッパを採用している。ラッパは昭和の時代に活躍した「豆腐屋ラッパ」で懐かしい音が響く。
ブブゼラは先のW杯で一躍、世界的に注目を集める楽器に。重低音の独特の響きで、熱狂的な応援を演出した。
コンブ採取は午前5時ごろから。漁協の放送で「これからコンブ採取を始めます。安全に気をつけて漁をしてください」と呼びかけ、マイク前でラッパをひと吹き。この合図で、コンブ漁は“キックオフ”される。
漁は約2、3時間。終了の放送時にもラッパは鳴る。
南かやべ漁協は「昔は旗を上げて合図していた。いまは音が響くラッパで、この音色を聞くと『さぁ、コンブ採りだぞ』と自然に気持ちが切り替わる」と紹介する。
提供 - 函館新聞社
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