函館港まつり開幕

update 2010/8/2 12:11

 函館の夏を華やかに盛り上げる「開港151周年記念函館港まつり」(同実行委主催)が1日、開幕した。あいにくの雨交じりの天候のため、「箱館開港パレード」などが中止となったが、「函館ペリー来航回顧ボート競走」は予定通り行われ、海上で繰り広げられる激しいバトルに市民や観光客らが熱い声援を送った。

 同競走は、1854(安政元)年にペリー提督率いるアメリカ艦隊が箱館に入港した際、日本の役人が小舟をオールで漕いで米艦船に乗り移った史実にちなみ、昨年の「函館開港150周年記念事業」に協賛して初めて実施。本年度からは函館港まつりの協賛イベントとして継続することになった。

 男子31チーム、女子8チームが出場。それぞれ2―3チームずつに分かれ、函館市青函連絡船記念館摩周丸付近の岸壁からスタートし、往復150メートルのコースを勝ち抜き方式で争った。一般(男子)の部はteam汐吹(江差)、女子の部は縄文レディース(函館)が優勝した。

 昨年に続き連覇を果たした縄文レディースは、旧南茅部地区で市埋蔵文化財事業団の発掘作業員として活動するメンバーで構成。リーダーの横山ゆかりさん(29)は「(連覇の)プレッシャーはあったが、チームワークの勝利。来年以降も記録を伸ばしたい」と喜んでいた。

 この日は華やかな歴史絵巻が繰り広げられる「箱館開港パレード・高田屋嘉兵衛からペリーへ」や「陸上自衛隊第11音楽隊演奏会」などが中止となったが、函館駅前や大門グリーンプラザ付近などには数多くの屋台が立ち並び、浴衣姿の市民や観光客らでにぎわいを見せていた。

 2日は午後4時半から「ワッショイはこだて(十字街・松風コース)がスタートし、函館港踊りやいか踊り、八雲山車行列「勝太鼓」などが披露される。

提供 - 函館新聞社




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