地元の味「市場」で楽しむ…マルシェ・ジャポンin函館

update 2009/10/4 12:27

 おいしく、楽しく、地域の食を再発見――。生産者と消費者が市場(マルシェ)を通じて交流を深める、新しいスタイルの産直市場「マルシェジャポンin函館元町公園」(実行委員会主催)が3日、函館市の元町公園で始まった。道南各地の新鮮な食材や加工品などが彩り豊かな屋台に並ぶ中、来場者は華やかな雰囲気を味わいながらショッピングを楽しんでいる。4日まで。

 マルシェジャポンとは、フランスの伝統的な市場をモデルに、生産者が直接販売しながら、消費者に食材の説明や料理法を伝えることで、相互の結びつきを高めようとスタートした全国プロジェクト。

 会場には、地元産の有機栽培の野菜や食肉、乳製品、ハーブ、ジャムなど多彩な商品がそろったほか、東京の有名シェフ、豊島重義さんによる特別料理が提供された。特設ステージではFMいるかの公開放送や大道芸などのイベントが繰り広げられた。

 同プロジェクトの総括プロデューサー、後藤健市さんは「作る人、買う人、食べる人それぞれがマルシェを楽むことで地域を元気にしてほしい。函館には魅力的な素材と場所がたくさんあり、今回のプロジェクトを継続していく可能性は十分持ち合わせている」と話していた。

 最終日の4日は午前9時から午後3時まで開催。午前11時から野菜ソムリエの後藤さんによる「料理講座」、正午から料理研究人の澤井潤子さんによる「調理公開講座」、午後1時から長谷川照美さんによる「みそづくり講座」が行われる。入場無料。

提供 - 函館新聞社




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