桧山観光客110万人 減少に歯止めかからず
update 2010/7/31 13:30
【江差】桧山支庁が発表した昨年度の管内観光客入り込み状況によると、客数は110万6300人(前年比0.8%減)で、観光客の減少傾向に歯止めが掛からない現状が浮き彫りになった。同局は「景気低迷や新型インフルエンザの流行、夏季の悪天候が影響した」と分析している。
内訳は、道内客89万9800人(同0.7%増)、道外客20万6500人(同6.6%減)。日帰り客は96万5600人(同0.5%増)、宿泊客14万700人(同8.4%減)で、道外客と宿泊客の減少が目立った。桧山7町の入り込み客数は、05年度の144万4800人をピークに減少傾向が続いている。
町別の客数は、江差町37万9000人(同6.1%減)、上ノ国町9万7600人(同6.7%増)、厚沢部町13万7800人(同2.8%増)、乙部町14万700人(同0.7%減)、奥尻町3万9000人(同5.6%減)、今金町6万4100人(同3・.%減)、せたな町24万8100人(同5.1%増)。
上ノ国町は、昨年6月にオープンした物産センターの入り込みが好調で、温泉施設の利用客も伸ばした。厚沢部町も道の駅の入り込みが好調だった。せたな町は、高速道路の料金割引などの影響で自家用車による観光客が増加した。
一方、江差町は4―9月の上期の入り込みが低迷。旅館の廃業や老朽化が響き、宿泊客は対前年比25.4%減と大幅ダウン。乙部町と今金町は、夏場の天候不順でイベントや行楽客が減少。奥尻町はフェリー料金の補助制度などを導入したが、通年では04年から続く観光客の減少に歯止めがかからなかった。
提供 - 函館新聞社
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