道南大雨、土砂崩れも せたなで避難勧告、「引き続き警戒を」
update 2010/7/30 09:50
道南地域は気圧の谷の影響で、29日未明から大雨に見舞われた。せたな町では河川氾濫の恐れのため、215世帯523人に避難勧告が出された。また土砂崩れや冠水などで、国道2路線と道道9区間が29日午後9時現在も通行止めとなっている。函館海洋気象台では大雨のピークは過ぎたとみているが、引き続き土砂災害などの警戒を呼び掛けている。
同気象台によると29日午後7時までの24時間降水量は、奥尻町で観測史上最大の122ミリ、せたな町で111ミリ、長万部町で83ミリ、函館市で42.5ミリなどとなっている。
せたな町北桧山区では、利別目名川が危険水域を超えたため、午前11時半に丹羽地区、真駒内川が危険水域を超えたため、午後零時10分に徳島・北桧山地区に避難勧告を出した。
同日午後9時現在で通行止めとなっているのは、国道が277号の八雲町雲石峠―鉛川間、229号のせたな町瀬棚区三本杉―島牧村茂津多トンネル間。道道は上ノ国町石崎―早川間、松前町高野―上川間、今金町の島牧美利河線、せたな町の北桧山大成線の一部2カ所、今金町の旭台―白石間、美利河二股自然休養村線、せたな町小倉山丹羽停車場線、長万部町大峯双葉線。
また、同日午後3時20分ごろ、JR函館線の池田園駅―流山温泉駅間で、函館発長万部行き普通列車(乗客37人)の運転士が線路上に倒木を発見し停止。撤去後の同4時ごろに運行を再開した。乗客と運転士ともにけがはなかった。JR北海道では倒木の原因を調べている。
提供 - 函館新聞社
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