市にレプリカ掛け軸寄贈 箱館奉行所復元促進期成会
update 2010/7/28 11:33
箱館奉行所復元促進期成会(高野洋蔵会長)は27日、29日に一般公開がスタートする同奉行所に展示するレプリカ掛け軸2幅を、函館市に寄贈した。同会の中野豊副会長らが市役所を訪れ、西尾正範市長に目録を手渡した。寄贈物は同奉行所内の大広間と表座敷に掛けられる。
掛け軸は2代目の箱館奉行として同奉行所の移転を計画し、開港間もない箱館を治めた堀織部正利煕(ほりおりべのしょうとしひろ)が五稜郭築造に着手した、1857(安政4)年に書いたもの。
もう1幅は、最後の箱館奉行として明治新政府に同奉行所を引き渡した杉浦兵庫頭誠(すぎうらひょうごのかみまこと)の書で、ニシン漁で栄える江差の浜の情景をつづっている。
寄贈式で中野副会長は「建物が完成して五稜郭に“へそ”ができた。これからどう活用していくかが大事」と話した。西尾市長は「函館の文化発展に大きく寄与するものでありがたい。近代の歴史文化をどう表現していくかを考えなければ」と述べ、感謝状を贈呈した。
提供 - 函館新聞社
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