夏の交通安全運動期間中に44件の事故 道警函館方面本部

update 2010/7/27 13:15

 道警函館方面本部は26日、夏の交通安全運動期間中の交通事故発生状況をまとめた。期間中、管内で死亡事故はなかったが、函館市内で高齢者が意識不明の重体となる事故2件を含め、44件(前年運動期間比4件増)の事故が発生した。今後、8月にかけて夏休みの行楽や帰省客らが増えて活動期となることから、引き続き、交通事故防止を呼び掛けている。

 道内全体では、期間中の事故件数は383件(同17件減)で、9人が死亡。今年の事故死者累計数が100人に達した。函本管内では、25日までに、事故件数は前年同期比65件減の859件、負傷者同58人減の1070件、死者同7人減の4人と比較的良好な状態が継続している。

 道警は現在、9月末までの期間中、「交通死亡事故抑止アクション3」として、▽シートベルト違反▽交差点違反▽速度違反の取り締まりを強化している。自転車で出歩く機会が増える夏休み中の子どもたちの事故や、8月下旬にかけて日没が徐々に早くなり、薄暮時間帯の事故増加が懸念される。函本交通課の森山周二次席は「長距離運転中は、暑さや過労からくる居眠り運転やぼんやり型の事故が増える。交差点付近での事故にも十分注意をしてもらいたい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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