早稲田大学OSS研究所がラ・サール高校に教務システムを提供

update 2010/7/27 13:14

 函館ラ・サール高校(フェルミン・マルチネス校長)はこのほど、早稲田大学オープンソースソフトウェア(OSS)研究所(東京)から、高校向け教務システム「School N@vigator(スクールナビゲーター)」の無償提供を受けた。技術があれば使い勝手に合わせて自由に変更できるため、これまでと比べてコスト面、利便性が向上する。同校教務部長の渡辺弘年さんは「費用は格段に抑えられる」として喜ぶ。

 同システムは、早稲田大OSS研究所が2006年に基本機能を開発し、一部の系列校で導入してきた。しかし「現場で実際に使う側の意見を取り入れ、使いやすくなるよう今後の改善につなげたい」との考えから、系列校以外にも広く提供することに。函館ラ・サールは、国内での提供第1号となった。

 08年から導入に向け準備を進め、今年4月から運用を開始した。成績や転入学、指導要録、在学証明書など教務にかかわる情報を管理することができる。同校では、同様のシステムにこれまで毎年100万円程度かけていたが、新システムは基本パッケージが無料のため、導入時に必要なカスタマイズ分の費用約100万円以外は、基本的に必要がなくなる。

 渡辺さんは「1年目なのでカスタマイズが足りない部分はあるが、今後の使い勝手をみて変更し、使っていきたい」と話している。

 同研究所では、希望があれば同システムを提供する。問い合わせは早稲田大OSS研究所TEL03・5291・7710。

提供 - 函館新聞社




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