着火剤「継ぎ足し」危険
update 2010/7/21 11:42
愛知県で18日、ジェル状の着火剤を誤使用し、バーベキューの準備中だった女性が大やけどを負った。発生を受け、函館市内のホームセンターやキャンプ場ではこれからの時期、使用頻度が増える着火剤の使用法について注意を呼び掛けている。
ジャンボイエロー亀田店(函館市亀田町21)では、バーベキューの炭おこしの主流となっている固形着火剤のほか、事故で使われた同種のジェル状着火剤を販売している。ジェル状は、燃えかすが残らず掃除する際に楽なメリットがあるという。同店の畠谷宏幸店長(35)はジェル状の正しい使用法として「木炭の下に、容器に入っている3分の1から半分のジェルを入れ、柄の長いライターで火をつける」と説明する。
また、事故を防ぐ手段として@ぬれた木炭やまきに使用しないA着火後、火力が安定するまで注意するB容器ごと火の中に入れない―などを挙げ、説明書通りの使用法を守ればどの製品も安心して使えると話す。
市住宅都市施設公社が運営する「白石公園はこだてオートキャンプ場」(白石町208)でも、利用者に注意喚起を徹底する方針だ。張り紙のほか、職員がバーベキューコンロ使用者に着火剤の取り扱いについて説明をしていくという。同公社の吉田正紀さんは「利用者には適切に使用し、楽しいレジャーを満喫してもらいたい」と話している。
函館市消防本部によると、これまでに市内では同様の事案はないというが、予防課は「燃焼中に着火剤を継ぎ足すと想像以上に強い火力になる。それをよく知らずに入れるケースがあり、注意してほしい」と呼び掛ける。
提供 - 函館新聞社
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