地産地食料理レシピコンテスト、最優秀賞に草島さん
update 2010/7/18 09:29
函館地域産業振興財団(高野洋蔵理事長)は17日、函館短大付設調理師専門学校(函館市柏木町、下野茂校長)で「地産地食料理レシピコンテスト」を開いた。1次審査を通過した8人が指定された道南産の食材を使用した創作料理に挑戦。同校職員の草島美咲さんの「王様しいたけ和風ハンバーグ」が最優秀賞に選ばれた。
地元食材の普及を目的に、家庭で気軽に味わえるレシピを考案しようと企画した。いずれも道南特産の「ガゴメコンブ」「タマフクラ(大豆)」「王様シイタケ」「ホッキ貝」の4食材のいずれかを使用することが条件。おいしさやバランス、家庭料理としての実用性などが審査された。
草島さんは、タマフクラをひき肉に混ぜたハンバーグに「王様シイタケ」を丸ごと乗せ、ガゴメコンブでだしを取ったソースを添えた。「インパクトのある大きなシイタケを切らずに使いたかった。甘みのあるタマフクラをひき肉と混ぜました。受賞は照れくさい」と話していた。
また、コンテストで審査員を務めた札幌テレビ(STV)の情報番組「どさんこワイド179」でおなじみの星澤幸子さんが「夢をかなえる北海道食材」と題して基調講演した。
星澤さんは、欧米化する以前の日本人の食習慣「一汁一菜」が長寿や心身を健康に保つのに不可欠と強調。体の機能を高める栄養素が豊富な大豆やコンブの役割などを取り上げた。「道内でとれないのはかんきつ類ぐらい」と話し、豊かな人生を過ごすために「食べること」の意味を見直す必要性を訴えていた。
提供 - 函館新聞社
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