大学生が直売バトル 19日に野菜甲子園

update 2010/7/16 17:35

 函館市内の大学生がチームに分かれ、市内近郊で採れた新鮮野菜を直売して売り上げを競う初の試み「野菜直売甲子園 2010 in 五稜郭」(同実行委主催)が19日、函館市本町の五稜郭公園前電停付近を中心に開かれる。同実行委は「地元農家の思いを学生の力で消費者に伝えることで、町の活性化につなげていければ」と意気込んでいる。

 同イベントは、市内の大学生による、農業や漁業の活性化を目的とした支援を行うプロジェクトチーム「famfam」のメンバーらが中心となって企画した。多くの野菜が旬を迎えるこの時期に「収穫作業で忙しい農家に代わって学生が直売してみては」との発想が出発点。「仕入れから販売までをトータルで考えることで、職業意識を育てることにもつなげたい」と、チーム別の対抗方式を取り入れた。

 今回エントリーしている学生は約40人。本町交差点付近の歩道沿い7か所に直売所を設け、一般市民や観光客を対象に新鮮野菜を販売する。函館市や七飯町などで収穫されたばかりのトマトやブロッコリー、アスパラガス、キュウリ、サクランボなどが並ぶ予定で、各チームは1万5000円の予算内で仕入れから宣伝、店舗の飾りつけなどを行い、最終的な販売利益を競う。

 実行委メンバーの吉家寿明さん(道教育大函館校4年)は「販売するのは、地元の農家が育てたおいしくて安心で安全な野菜ばかり。学生たちがどのように工夫して販売するのかを楽しみながら買い物してほしい」と来場を呼び掛ける。

 野菜直売の実施時間は午前11時から午後4時までで、会場を訪れた人は販売所7カ所を回ると景品がもらえるスタンプラリーに参加できる。また会場近くには無料駐車場も用意している。野菜直売甲子園の問い合わせは同実行委TEL080-1841-1177(吉家さん)。

提供 - 函館新聞社




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