戸井高校の存続求める 函館市と市議会が連名で要望書
update 2010/7/16 17:33
【札幌】函館市と函館市議会は連名で15日、戸井高校存続を求める要望書を道と道教委に提出した。市教委が6月に東部地区の小中学生の保護者に実施し、約6割以上が反対とした戸井高校廃校案に対するアンケートも合わせて手渡した。
この日は西尾正範市長や吉田崇仁議長、平馬隆司学校教育部長らが札幌を訪問。道庁では多田健一郎副知事と総合政策部に、教育庁では新しい高校づくり推進室の山田寿雄室長に提出した。要望書では「戸井高校が募集停止すると交通事情から子どもや親の経済的負担が多くなるほか、家庭の事情で高校進学を断念する事態も懸念される」と存続を求めた。
西尾市長は「戸井高校存続のため恵山高校を廃校とした経緯があるほか、合併5年で地域に学校がなくなることは地域振興上、大変なこと。様子を見てほしい」と訴えた。道と道教委は「26日に渡島合同庁舎で開く会で説明する」とした。
戸井高校の廃止案は、6月に道教委が発表した公立高校配置計画案(2011―13年度)で明らかにされ、13年度で募集を停止し15年3月末で廃校とするもの。市教委はすでに道教委にも存続を求める要望書を提出している。
提供 - 函館新聞社
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