長万部町長選、現職と新人立候補 町議補選は無投票当選

update 2010/7/14 10:58

 【長万部】任期満了に伴う長万部町長選挙(18日投開票)は13日告示され、新人で会社役員の高森治光氏(67)=無所属=と、2選を目指す現職の白井捷一氏(71)=同=が立候補した(届け出順)。4年前の前回と同じ顔触れの一騎打ち。両候補は午前9時すぎに事務所前で第一声を上げ、選挙カーで町内をくまなく遊説した。町議補欠選(欠員1)も同日告示され、新人で町内富野の建築業、大谷敏弥氏(58)以外の届け出がなく、大谷氏の無投票当選となった。

 高森氏は1975年に町議に初当選して以来、9選。草の根的な選挙運動を展開し、これまで有権者や企業などへのあいさつ回りで町内を3巡した。遊説では「長万部高校の存続など教育や福祉の充実に加え、まちに活力を戻したい。滞った経済の起爆剤として大手農業法人の誘致を積極的に交渉したい。雇用確保を含め、第一次産業の充実が商工業などの発展に結びつく。住民がここに長く住み続けることのできるまちづくりをしたい」と訴えた。

 白井氏は農協職員から95年に町議初当選。2期目を飛躍の4年間と位置付け、漁協や農協、建設協会などから推薦を受け現職の強みを生かした選挙戦を展開する。第一声は「行政のスリム化で財政健全体制を図る。第一次産業の振興に医療・福祉、育児教育、観光などの充実にも力を入れたい。2期目への生活プランは自信がある。町民一丸でこのまちを元気にしていくためにも今回は大差をつけて勝たなければならない」と力説した。

 長万部商工会と山越郡森林組合はともに両陣営を推薦する。

 12日現在の有権者数は5467人(男性2512人、女性2955人)。期日前投票は14―17日、役場庁舎で午前8時半から午後8時。18日の投票は町内9カ所で午前7時―午後8時まで。開票は町ファミリースポーツセンターで午後9時から。町選管によると当落判明は同10時ごろの見通し。

提供 - 函館新聞社




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