乙部でブロッコリー出荷最盛期 首都圏へ
update 2010/7/14 10:58
【乙部】乙部町では首都圏に向けたブロッコリーの出荷が最盛期を迎えている。6月から好天に恵まれた町内では、この春に定植した苗がぐんぐん成長。早朝からブロッコリーの収穫や鮮度を保つために氷詰めにして行う出荷作業が行われている。
乙部町契約野菜生産出荷組合(佐藤光男組合長)によるブロッコリー栽培は6年目を迎える。今年は過去最高となる約30ヘクタールを作付けした。高い鮮度と品質を誇る乙部産ブロッコリーは、栽培契約を結んでいる、大手農産物卸売商社のベジテック(東京)を通じて首都圏を中心とする大手スーパーの店先に並ぶ。
栽培が行われている、町内の富岡や姫川地区では、早朝から手作業による収穫が行われている。今年はインターネットや携帯電話を活用して、畑の画像情報や気象データが得られるシステムも稼働。収穫作業の効率化に役立っている。
姫川の集出荷施設に運び込まれたブロッコリーは、パートの女性たちが丹念に品質をチェックしながら、手際よく茎を切りそろえる。新鮮さを保ったまま首都圏に輸送するため、発泡スチロールの容器に納めて素早く氷詰めにして、保冷コンテナで首都圏に運ばれる。
町内でのブロッコリー栽培は2005年度に12.5ヘクタールの作付けからスタート。昨年度は27.5ヘクタールに拡大し、出荷額は当初の3倍に迫る9249万円に達した。同社は町内産のブロッコリー、スイートコーン、アスパラガスを詰め合わせたギフトセットの産地直送も計画するなど戦略作物としての定着が進んでいる。
提供 - 函館新聞社
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