駅前の道路整備着手へ 

update 2010/7/13 16:38

 【木古内】道は本年度、2015年に予定している北海道新幹線開業に連動して行う、木古内都市計画道路事業に着手する。計画は本年度から5カ年で、木古内駅から中央通までの約220メートルの道路の歩道を6bに広げるほか、駅前広場の整備も行う。本年度は用地の測量、支障物件の調査をする。町の事業として行われることが決まっている駅前整備計画と合わせ、木古内町内の新幹線関連工事が本格化する。

 12日に開かれた町議会臨時会で、道が国の事業認可を受け工事に着手することを、大森伊佐緒町長が行政報告の中で明らかにした。整備事業は国の認可を受け、道が実施する。計画は10年度から14年度までの5カ年。道では総事業費を9億円と見込んでいる。

 道の計画では、木古内駅から中央通までの駅前通り約220メートルの歩道部分を現在の2メートルから6メートルに拡幅。車道は10メートル片側1車線通行のまま。歩道を合わせた幅員は22bになる。駅前通りに面しているほとんどの家屋が支障物件となる見通しで、駅前広場整備と合わせ、支障物件は20件を超すと見込んでいる。

 また、現木古内駅舎の南側に作るロータリー型の駅前広場の面積は約4900平方メートル。大型バス5台分のほか、タクシーや自家用車の停車帯を設ける。町の事業として実施する駅前整備計画では、駅前広場にモニュメントや屋根(シェルター)、駅前通りにはベンチと街灯などを設置することを盛り込んでいる。

 木古内町まちづくり新幹線課は道の計画について、「駅前通り整備は町民の悲願。駅前を中心として町が大きく変っていくので、町民に期待も大きい。新幹線開業に向けたまちづくりに結びつけたい」としている。

 木古内駅前商店街組合の竹田博泰会長(74)は「駅前通りの整備は町と商店街を活性化させる最後のチャンスと受け止めている。町全体で取り組んでいきたい」と大きな期待を寄せる。同組合事務局長の吉澤徹さん(60)も「新幹線駅にふさわしい駅前を作っていくことがこれからの仕事。新幹線駅と観光交流センターを核として、多くの人が訪れるような場所にしたい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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