牛角道南2店 LED照明導入 環境対策と経費削減
update 2010/7/11 10:08
函館市内・近郊で焼き肉店「牛角」を運営するカンエー(函館市浅野町、菅原徹社長)は、函館美原店(同市美原1)と上磯店(北斗市七重浜4)の看板や店内の大部分の照明に発光ダイオード(LED)を導入した。省エネ効果の高い照明器具に切り替えることで、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減し、環境対策を充実させる狙い。 LED照明の販売、施工を請け負う環境土木建築業のカドック(函館市赤川町)によると、大型外食チェーンで店内外の照明にLEDを本格採用するのは道南では初めて。
カンエーでは6月下旬、両店の天井や看板照明など屋内外のハロゲンランプなど約250個をLEDに一斉に切り替えた。設置費用は2店で約400万円。消費電力は従来の10分の1で、照度はこれまでと同じかそれ以上の明るさを保つ。
LED照明は寿命が約4万時間に上り、一日8時間使用しても10年以上は交換不要とされる。白熱電球の約20倍、蛍光灯の4―6倍長持ちする。白熱電球の約10倍の価格がネックだが、「長い目でみれば初期投資以上の経費節減、省エネ効果が得られる」(カドック営業部)という。
また、紫外線の放出量が少なく、虫を寄せ付けにくい衛生面から、飲食店や病院、美容院などで導入が進んでいるという。カンエーの佐藤有飲食部門マネージャーは「企業の環境問題への積極的な取り組みをPRでき、投資費用も3年で元が取れる。エコで明るい店で安心して飲食を楽しんでほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。