大稲荷神社祭り 45年ぶりに神輿

update 2010/7/10 17:24

 大縄稲荷奉賛会(幸坂福益会長)は、10日に行われる大縄稲荷神社の祭りで45年ぶりに、60年以上前に作られた大縄稲荷神輿を担いで町内を練り歩く。伴走する車から餅まきもする予定で、同会の岡本暢通さんは「これを契機に伝統を復活させたい」と意気込んでいる。

 神輿は祭り開催の際、車に積んで町内を回っていたが、担当者が不在となり、ここ数年は実施していなかった。しかし、「伝統の火を消してはならない」と岡本さんらの発案で、北斗市や七飯町からも担ぎ手を集め、今回実施することになった。

 神輿は大縄町界隈を練り歩いた後、中通りを通って、神社へ戻る。岡本さんは「自分が小さいときはにぎわいのある活気ある祭りだった。今回の神輿復活を機に、町内の人も参加したくなるような、地域に根付いた祭りにしたい」と話している。神輿は同午後4時に大縄稲荷神社を出発する予定。

提供 - 函館新聞社




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