仕分け20事業対象 函館市26日から開始

update 2010/7/10 17:24

 函館市が準備を進めてきた事業仕分け「函館市事業レビュー」が、26日から開催されることが決まった。仕分け対象となるのは、公用車の集中管理や環境保全啓発、市道の維持補修など20事業で、総額11億9630万円(本年度事業費ベース)がふるいにかけられる。7月と8月の2期に分けて実施し、公募市民を含めた評価委員8人がどのような判断を下すかが焦点となる。会場はいずれも市水道局4階会議室(末広町5)。

 対象事業は、市が08年に行った内部の仕分けで、いずれも「外部委託が可能」「改善が必要」と判断されたものが並んだ。部局を問わずに抽出された中で、道路清掃や除雪をはじめとした市民生活に密接にかかわる事業も選ばれている。

 実施日は今月26―30日と8月23―27日の計10日間で、午後5時半から開く(7月30日は午後6時半から)。2期に分けて集中的に開催し、1つの事業につき説明と質疑で40分、評価20分をかける予定。拙速な判断を避ける目的から、事業の評価は質疑を行った翌日に行う。一般市民の傍聴も可能で、各日の開始30分前から会場で受け付ける。

 市は評価結果をそのまま市の方針決定とせず、判断材料の一つとして活用する方針。「終了後には対象事業の選定や、手法についての検証を行いたい」(行政改革課)としている。

提供 - 函館新聞社




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