函館に貢献、市功労者に7人 産業経済など長年尽力
update 2010/7/8 14:33
函館市は7日、2010年度の市功労者を発表した。前函館表装協会会長の小池田宏氏(83)、前亀田商工会会長の竹林良雄氏(75)、前函館国際観光コンベンション協会副会長の中野豊氏(75)、函館地方電気工事協同組合理事長の佐藤征次氏(71)、函館商工会議所副会頭の松本栄一氏(70)、前函館建築板金事業協同組合理事長の伊藤隆義氏(69)、南かやべ漁業協同組合代表理事組合長の鎌田光夫氏(65)の7人。表彰式は8月1日午前11時から、市民会館小ホールで開かれる。
市功労者表彰はことしで62回目。市の産業経済や保健福祉、防災などに長年にわたり貢献した公益功労者が対象となる。
小池田氏は表装協会の理事、副会長、会長を歴任し、土木建設分野の技能者育成や技能向上に尽力。東本願寺函館別院の光雲殿など、市内の社寺仏閣の内装や表装を数多く手がけ、伝統文化保護にも貢献した。1994年には黄綬褒章を受章している。
竹林氏はミリオンシューズ代表取締役で、亀田商工会の要職を歴任。92年には赤川通商店街振興組合理事長として、美原商店会との合併を実現。また美原台町会会長として、自主防災組織設立に尽力したことも評価された。05年には道産業貢献賞を受賞。
中野氏は五稜郭タワー代表取締役社長。コンベンション協会の副会長として、東アジアからの観光客誘致を推し進めて観光発展に貢献した。市民創作函館野外劇への支援など、市民活動にも積極的に携わった。03年道産業貢献賞受賞。市の教育委員も務めた。
佐藤氏は04年、電気工事協同組合の組合長に就任。道電気工事業工業組合の副理事長を務め、道内の電気保安の確保に努めた。また函館消防設備協会会長として、消防設備士の人材育成などにも取り組んだ。98年道産業貢献賞、昨年には黄綬褒章を受章。
松本氏は65年にホンダメイト函館(現・ホンダカーズ南北海道)を設立。82年から商工会議所常議員、08年副会頭となり、銭亀沢商工会との統合や丸井今井函館店の存続運動で指導力を発揮した。05年国土交通大臣表彰、06年には黄綬褒章を受章している。
伊藤氏は、伊藤板金工業所代表として経営を担う一方、92年から建築板金事業協同組合理事長として若手職人の育成に貢献。卓越した技術を生かし、箱館奉行所の「大棟鬼板銅板巻」など市内の歴史的建造物の板金加工を数多く手がけた。04年黄綬褒章受章。
鎌田氏は03年、長年の懸案だった旧南茅部町の6漁協の合併に力を尽くした。南かやべ漁協組合長就任後はコンブ種苗生産施設や製氷・貯氷施設などの整備に取り組み、昨年には道産業貢献賞を受賞。南茅部町議会議員も16年間務め、地域発展に貢献した。
表彰者は西尾正範市長を座長とする市表彰審議委員会が選考し、決定した。被表彰者は本年度の7人を加え、個人606人、10団体となる。
提供 - 函館新聞社
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