大野農高、酪農学園大と高大連携

update 2010/7/7 16:42

 【北斗】大野農業高校(北澤住人校長、生徒372人)と江別市の酪農学園大学(谷山弘行学長)がこのほど、高大連携の協定に調印した。大農高が行っている実践活動に大学も協力、支援するほか、さまざまな分野での共同研究を展開していく。

 両校は5年ほど前から、教職員間による授業交流や共同研究を実施。これを継続、発展させていくために高大連携の協定を結ぶことにした。

 協定調印式は同大で行い、北澤校長と谷山学長が調印。@互いの教育活動に対する支援A共同研究の実施B既存施設・設備の利用―などを協定事項に盛り込んだ。

 本年度は大農高が道教委の「専門力Upプロジェクト」の指定を受け実施している受精卵移植技術を活用した乳牛改良の実践活動に対し、大学も協力する。2008年度から生活科学科と同大の食料経済史研究室が共同で実施している研究「双方向型食農教育の実践」を継続するほか、新たな取り組みとして、農業科と同大農業会計学研究室が、農畜産経営管理教育の普及過程に関する研究を行う。

 谷山学長は「農業をどう一般社会に普及させていくか考えていきたい」と述べ、北澤校長は「大学と連携することで生徒が農業や学業に対してさらに興味を持ってくれることを期待したい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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