江差町長選、田畑、濱谷氏立候補 現職と新人一騎打ち

update 2010/7/7 16:41

 【江差】任期満了に伴う江差町長選(11日投開票)が6日告示され、新人で元町議の田畑豊利氏(54)=無所属=と、3選を目指す現職の濱谷一治氏(65)=同=が立候補した(届け出順)。8年ぶりの選挙戦は現職と新人による一騎打ちとなった。

 田畑氏は江差町出身。江差高校電気科卒。会社員などを経て1999年7月の町議選で初当選し1期務めた。有力な支持母体を持たないが、「マチの大学を創ろう」をスローガンに、廃校となった旧道立江差南高を活用した環境系大学の創設を中心に、町長や町議の多選禁止、町長報酬の半減、議員報酬を月額制から日当制とするなどの公約を掲げ、草の根レベルで独自の戦いを展開する。

 濱谷氏は上ノ国町出身。江差高卒。1964年町役場入り。町議会事務局長、福祉保健課長などを経て、2002年7月の町長選で初当選。06年の前回選挙は無投票だった。財政難が続く町財政の立て直し、トヨタ系企業と連携した産業振興を掲げ、強力な後援会組織をはじめ、町職員労組を中心とする自治労など連合系労組の支持を固めながら、現職の強みを生かした選挙戦を展開する。

 5日現在の有権者数は7976人(男性3791人・女性4185人)。期日前投票は7日から10日。午前8時半―午後8時まで町役場住民ギャラリーで行う。11日の投票は、町内9投票所で午前7時から午後8時まで行う。開票は同9時半から町文化会館大ホールで行う。同11時半ごろに当落が判明する見通し。

提供 - 函館新聞社




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