まちあるき観光に力 21日からガイド入門セミナー

update 2010/7/6 12:01

 函館市は、低迷する観光入り込みの打開に向け、観光客に自らの足で名所散策を楽しんでもらう「まちあるき観光」に力を入れている。今月21日からは「まちあるきガイド入門セミナー」を初めて開催し、5日から参加者の募集を開始した。講義のほか、実際に街を歩くフィールドワークを行い、観光ガイドとしての基本を学んでもらう趣向。市観光振興課は「函館のことをもっと知りたい、伝えたい、という市民に応募してもらいたい」と期待を込めている。

 市は本年度に入り、観光客に市内を散策してもらうため、テーマ別に10コースを設定した「まちあるきマップ」を初作成。旧函館区公会堂など定番施設をめぐるルートや夜の教会、寺と神社をめぐるルートなど、各コースそれぞれ1000部ずつ、計1万部を作成したが、先月には3万部を増刷する人気となっている。

 「セミナー」は、「まちあるきマップ」のうち3種類を教材として活用し、講座とフィールドワークの2本立てで実施する。

 市内観光に精通した“まち歩きのプロ”7人が講師となり、函館の歴史を学ぶ講座や、エリア別に絞って深く学ぶもの、さらにはガイドとしての心構えやもてなしの心を学ぶ講座などが用意されている。また。9月23―26日に開かれる「まちあるきイベント」に参加してもらい、「この場で“ガイドデビュー”してほしい」と同課。

 市地域交流まちづくりセンターを主会場に行い、日時は9月29日までの毎週水曜日の午後6時半から8時までと、毎週土曜日午前10時から正午までの週2回(全13回)。

 希望者は16日まで、市観光コンベンション部観光振興課へ電話で申し込む。定員20人(先着順)。同課は「まちあるきがどういうものかを体験してほしい。学ぶ喜びとともに、観光客に伝える喜びを味わってみては」と参加を呼び掛けている。

 申し込み、問い合わせは同課TEL0138・21・3383。

提供 - 函館新聞社




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