サッカーW杯パラグアイ戦 函館市の水道配水量乱高下
update 2010/7/3 09:35
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の日本対パラグアイ戦が行われた6月29日深夜から同30日未明にかけ、函館市内の水道の配水量が試合経過と連動して激しく増減を繰り返していたことが分かった。勝利の呼び水≠ノはならなかったが、市水道局は「市民の多くがトイレや入浴を我慢してテレビにかじり付いて応援していたのでは」と推測している。
市水道局浄水課によると、道道函館上磯線(産業道路)以南の市内中心部を主な配水エリアとする赤川低区浄水場では、1時間換算した1分間ごとの配水量が、試合が始まる前の29日午後10時すぎには約1000立方メートルあったが、試合が始まった同11時には588立方メートルまで落ち込んだ。 その後は通常、使用量が減る夜間の水道管の減圧を経て下降線をたどり、前週(22日)の同時刻より250立方メートル程度少ない状態で推移。ところが、ハーフタイム中の同11時50分には853立方メートルまで跳ね上がり、一気にこの日のピークに達した。
後半戦が始まると、配水量は急降下し、後半戦は白熱した試合同様、「我慢の時間帯」に。試合中は前週の半分相当の約200立方メートルと低調に推移していたが、後半終了後の30日午前零時55分には一転、第2のピーク≠迎え、その後は延長戦やPK戦の間隙(かんげき)を縫って乱高下した。
試合終了後の同1時52分は深夜としては異例の536立方メートルまで上昇。同課によると、夜間の配水量は未明になるにつれ減少していくのが通例で、市内にある別の浄水場でも同様の傾向が浮かび上がったという。同課の担当者は「テレビ観戦に熱中した人が多く、ハーフタイムや試合後に一斉にトイレに駆け込んだのだろう」と分析している。
提供 - 函館新聞社
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