いか踊り体操 先生ら勉強 講習会

update 2010/7/3 09:34

 函館独自の健康体操「函館いか踊り体操」が、本年度の函館市立五稜郭林間学校(市教委主催)でラジオ体操に代わって取り入れられる。2日に函館本通小学校で開かれた学校指導員会議の中で、教員らが講習を受け、体操の一連の動作を学んだ。

 85回目を数える本年度の林間学校は24日から28日までの5日間、五稜郭公園で行われ、31校から302人が参加する予定。例年、参加児童は毎朝ラジオ体操を行っていたが、今年は期間中の3日間、いか踊り体操を実施する。

 講習では、林間学校長の小松一保・本通小校長が「地域に密着した体操を取り入れるのでぜひ覚えてもらいたい」と話し、体育講師の増野玲子さんが体操の動きを説明。学校指導員ら15人は増野さんを手本に、おなじみの音楽に合わせて体を動かした。東山小教諭の梨木正人さん(43)は「楽しい体操なので子どもたちに伝えられたら」と話していた。

 いか踊り体操は増野さんの原案を基に関係団体や市立函館保健所の意見を取り入れ、2008年に完成。転倒予防にもつながる動作を盛り込み、子どもから高齢者まで親しめるのが特徴。同保健所の天羽悦子参事は「子どもたちから発信してもらい、体操の普及につながれば」と期待している。

提供 - 函館新聞社




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