函館税務署管内の路線価 丸井前大幅下落

update 2010/7/2 10:16

 札幌国税局は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2010年分の路線価を発表した。道内30税務署ごとの最高路線価の上昇は2年連続でゼロ。函館税務署管内の最高路線価は、函館市本町、道道函館南茅部線通りの丸井今井函館店前で、1平方b当たり22万円だが、前年より17.0%下落した。昨年の下落率は1.9%で、大幅に拡大した。

 丸井前は、2015年開業予定の道新幹線をにらんだ土地買収などが好材料となり、08年には16年ぶりの上昇となったが、以降は土地取引が落ちつき、世界的な経済不況が加わり、下落傾向へ転じたとみられる。

 江差税務署管内の最高路線価は、江差町本の道道江差停車場線通り(五勝手屋本舗前)の3万7000円で、下落率は7.5%。八雲税務署管内は八雲町本町の道道八雲北桧山線通りの3万7000円で、下落率は5.0%。

 道内約1万8000地点の平均路線価は4万4000円で、下落率は6.4%だった。道内の最高路線価は札幌中税務署管内の札幌市中央区北5西3、道道札幌停車場線通り(札幌ステラプレイス前)で248万円、下落率は10.1%。

提供 - 函館新聞社




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