欧州、南米…ワインのW杯

update 2010/6/30 09:36

 ワインのW杯も白熱―。函館市本町7のワインショップ・ワダ(和田一明代表)では、南アフリカ産のワインをはじめ、W杯参加国のワインの大部分を取り扱っている。和田代表は「この機会にイタリア、フランスなど有名国産のワイン以外にも目を向けて」と呼び掛けている。

 W杯同様、不振だったイタリア、フランス産は出足が鈍っている。決勝トーナメントに進出し、日本でも口当たりの良さで高評価のチリ産ワインは依然人気。ワイン生産量世界第3位のスペイン産も、赤、白、スパークリングワインなど、1000―1500円の価格帯のものがよく出るという。

 和田代表のお薦めはアルゼンチン産。一般的になじみは薄いが、大会での快進撃同様、すっきりとした飲み口だ。このほかに大会開催国の南アフリカ産、強敵ぞろいのグループリーグで健闘を見せたニュージーランド産も「ぜひ飲んでもらいたい1本」と和田代表は話す。

 日本については「高温多湿という気候で良いワインは作りづらい」(和田代表)が、潮の風味が味を引き立てる奥尻産ワインもお薦めだという。普段は飲む機会の少ないワインも“W杯特需”がありそう。

提供 - 函館新聞社




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