軽自動車税で3割が利用 コンビニ納税

update 2010/6/29 15:06

 函館市は税金の納付率向上と市民の利便性向上を目的に、本年度から市税や国民健康保険料をコンビニエンスストアで納付するサービスを開始している。このうち、5月末が納期だった軽自動車税では、納期内に納めた人のうち、約30%がコンビニを利用したことが分かった。金融機関が休日となる土・日曜日の利用も一定量あることも分かり、市税務室は「納付率の向上につながってくれれば」と話し、財政状況改善への期待を強めている。

 コンビニで納付できる税金は市・道民税、国保料、保育料、軽自動車税、固定資産税、都市計画税の計6種。保育料と固定資産税、固定資産税は4月、軽自動車税は5月、市・道民税と国保料は今月にそれぞれ発送した。

 このうち軽自動車税は5月末が納期で、約6万600件を発送。2万8600件が納期内に納め、そのうち8300件がコンビニからの納付だった。市の窓口や金融機関での納付が1万6700件、口座振替は3400件だった。一部で納付書のバーコードデータが読み取れない苦情が寄せられ、約300件は再発行で対応した。

 5月中に軽自動車税を納付した時間帯をみると、午前11時台が約700件で最多だが、銀行の営業終了後の午後3時以降も600件以上の納付があり、午後8時台でも約300件、同9時台で180件あった。

 曜日別では、月曜日が約2000件と抜きんでているが、土・日曜日も計8日間で1000件以上が利用。曜日や時間帯を選ぶことなく納付した実態がうかがえる。

 市・道民税や固定資産税は納期が年4回のため、市税務室は「納期ごとに納めるケースのほかに、1回の納期で4期分納めるケースも考えられるため、現段階での実態把握は困難」とみる一方、「利便性向上にはつながっていると思う。1年間を通して状況を見たい」と慎重だ。

提供 - 函館新聞社




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