実質公債費比率、江差町28・6%で道内3番目
update 2009/10/1 11:48
道は9月30日、自治体財政健全化法で定める健全化判断比率の速報値を発表した。渡島・桧山管内では、実質公債費比率が基準を上回った江差町が、早期健全化団体に指定される。同町を除く17市町は早期健全化基準を下回った。
財政規模に占める借金返済の比重を示す実質公債費比率は、江差町が“黄色信号”に当たる、早期健全化基準(25%)を超える28・6%(06―08年度平均)で、夕張市、洞爺湖町に次いで道内で3番目に高い数値を示した。
地方債発行にあたって、知事の許可が必要となる18%以上となったのは知内町(23・4%)、せたな町(21・8%)、奥尻町(20・4%)、森町(18・0%)の4町。函館市は10・0%で全道180市町村中12番目に低く、厚沢部町は8・2%で3番目に低かった。
一般会計で負担しなければならない借金の規模を示す将来負担比率は、早期健全化基準の350%を超えた市町は無かった。江差町は266・9%と道内で4番目。森町は224%で10番目だった。厚沢部、乙部、鹿部の3町は、基金などの財源が返済しなければならない借金の額を上回っており、同比率は算定されなかった。
公営企業会計、資金不足比率が経営健全化基準(20%)を上回った市町はなかったが、函館市の病院事業会計が16・1%、温泉事業会計が13・0%と比較的高い数字を示している。また、北斗市は、国民健康保険事業特別会計の累積赤字の影響で、連結実質赤字比率が0・37%となっているが、同市の早期健全化基準の18・13%を下回っている。
提供 - 函館新聞社
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