函館でも歓喜の渦…サッカーW杯日本決勝T進出
update 2010/6/26 10:18
サムライジャパンの雄姿に、函館のサポーターも熱狂――。サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本が2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた25日深夜(日本時間)の対デンマーク戦。函館市若松町15の「バー・オウンゴール」(福士将宏ジェネラルマネージャー)で大型スクリーンに声援を送り続けた約30人のサッカーファンも、勝利の美酒に酔いしれた。
この日は午前3時半キックオフということもあり、第1戦、第2戦に比べ人数は少なかったが、運命の大一番ということもあり、応援のボルテージは最高潮。本田圭佑選手がフリーキックから先制点を挙げると、早くも総立ちで歓喜の渦に包まれた。
後半に入り、デンマークの反撃をかたずを飲んで見守っていた来場者だが、岡崎慎司選手の決定的な3点目で勝利を確信。終了のホイッスルが鳴り響くと同時に全員がハイタッチで勝利を祝った。
市内在住の看護師、竹内美和さん(33)は「感無量。日本代表を信じて応援してよかった」と感激の様子。妻の出産に立ち会うため来函していた埼玉県在住の会社員、難波大志さん(26)は「昨日無事に子どもが生まれた。日本も勝利と二重の喜び」と笑顔を見せていた。
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函館のサッカー関係者も日本代表の活躍に興奮を隠さない。日本サッカー協会公認S級コーチの資格を持つ函館工業高校サッカー部の藤原英晃監督(49)は「しっかりプランを持って戦っていた。世界に日本のサッカーの力を示せたと思う。地元の指導者や子どもたちにとって大きな励みになった」と分析。函館サッカー協会4種(少年団)の小川昭博委員長(38)は「これをきっかけに野球に押されていたサッカー人気が再燃してくれれば」と期待する。
サッカーショップ「カナリア(函館市本通4)」を経営する尾森儀明さん(34)は「(試合を観戦し)寝不足だけど、気分はいい。このまま勝ち進んでほしい」とエールを送った。
提供 - 函館新聞社
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